犬が2歳になるとどうなる？成長の特徴やしつけ、健康管理のポイントを解説！
犬が2歳になると、子犬の頃とは違った成長や変化が見られます。体もほぼ成犬の大きさになり、性格や行動も安定してくる時期です。
しかし、「まだまだ元気いっぱいで手がかかる」「落ち着いてきたけど、しつけがうまくいかない」「健康管理はどうすればいい？」と悩む飼い主さんも多いでしょう。
この記事では、犬が2歳になったときの特徴やしつけのポイント、健康管理のコツを詳しく解説します。
犬の2歳は人間でいうと何歳？
犬の2歳は、人間の年齢に換算すると約24～25歳に相当します。すでに成犬の仲間入りをしており、子犬の頃の無邪気さは残しつつも、少しずつ落ち着きが出てくる時期です。
ただし、犬種や個体によって成熟度には差があり、小型犬は比較的早く落ち着くのに対し、大型犬はまだまだやんちゃな性格を持つ子も多いです。
犬が2歳になると見られる成長の特徴
1. 体の成長がほぼ完了
2歳になると、体の成長はほぼ完了し、骨格や筋肉がしっかりと発達します。
小型犬の場合は1歳前後で成長が止まることが多いですが、中型犬や大型犬は2歳を迎えるころまで少しずつ体がしっかりしてきます。
また、この時期になると体重の管理が重要になります。成長期ほど活発に動かなくなるため、食事管理を怠ると肥満になりやすくなります。
2. 性格や行動が安定してくる
多くの犬は2歳を過ぎると、子犬の頃のようなやんちゃさが落ち着き、少し大人びた行動をするようになります。
しかし、これはあくまで一般的な傾向であり、犬種や性格によって違いがあります。
・元々活発な犬種（ジャックラッセルテリア、ボーダーコリーなど）は、2歳を過ぎてもエネルギッシュなまま
・穏やかな性格の犬種（ゴールデンレトリバー、シーズーなど）は、より落ち着いた行動をとるようになる
また、この時期になると飼い主との関係性がより深まり、信頼関係が強くなる傾向があります。
犬の2歳はしつけの重要な時期！成功のコツとは？
2歳の犬は、「成犬」としての行動が定着し始める時期です。しつけがまだ十分でない場合は、今のうちにしっかりと教えておくことが大切です。
1. しつけの基本を再確認する
2歳になると、子犬の頃に覚えたしつけが定着していることが多いですが、成長とともにしつけが曖昧になっていることもあります。
・トイレの失敗が増えていないか？
・無駄吠えが多くなっていないか？
・お散歩中の引っ張り癖が出ていないか？
一度、しつけを見直し、基本を再確認しましょう！
2. 甘やかしすぎない
「2歳になったから、もうしつけは大丈夫！」と思いがちですが、ここで油断してしまうとわがままな性格になってしまうことも。
・要求吠え（おやつが欲しい、遊んでほしいと鳴く）
・ソファやベッドへの無断ジャンプ
・散歩中に興奮しすぎる
こうした行動が増えてきたら、「ダメなことはダメ」としっかり伝えましょう。
3. 適度な運動と遊びを取り入れる
2歳の犬は、成犬として体力が安定してきます。しかし、まだまだ遊びたい盛りでエネルギーを発散することが大切です。
・1日2回、30分以上の散歩をする
・知育玩具やおもちゃで遊ぶ
・ドッグランで他の犬と交流させる
適度な運動を取り入れることで、ストレス解消＆問題行動の予防につながります。
2歳の犬の健康管理のポイント
1. フードの見直し
成長が止まる2歳頃は、食事の見直しが必要なタイミングです。
・成長期用のフードから成犬用のフードへ切り替える
・食べすぎに注意し、適切なカロリー管理をする
・間食（おやつ）は1日の摂取カロリーの10％以内に抑える
2. 定期的な健康チェック
2歳の犬は比較的健康ですが、以下の健康管理を意識することが大切です。
・毎日のブラッシングで皮膚の状態をチェック
・歯磨きを習慣にして歯石の予防をする
・定期的な健康診断（年1回）を受ける
特に歯周病や肥満は、成犬期から気をつけるべきポイントです。
まとめ：2歳の犬は「成犬としての土台を作る」時期！
犬の2歳は、成犬としての性格や行動が定着し、飼い主との絆がより深まる時期です。
✅ 体の成長がほぼ完了し、食事管理が重要になる
✅ やんちゃな性格が落ち着き始めるが、しつけの継続が必要
✅ 運動と遊びを適度に取り入れ、ストレスを発散させる
✅ 健康管理を意識し、定期的なケアを行う
この時期をうまく乗り越えることで、より楽しく充実したドッグライフを送ることができます。
2歳の愛犬と、素敵な時間を過ごしてくださいね！
