猫が9キロ！これって太りすぎ？適正体重と健康管理のポイントを解説
猫の体重が9キロあると、「もしかして太りすぎ？」と心配になる飼い主さんも多いでしょう。しかし、猫の適正体重は猫種や体格によって異なるため、単に体重だけで肥満かどうかを判断するのは難しいです。
この記事では、猫の9キロは太りすぎなのか、適正体重の判断基準、健康への影響、ダイエット方法や日常のケアについて詳しく解説します。
猫の9キロは太りすぎ？適正体重の判断基準
一般的に、成猫の適正体重は3～5キロ程度とされています。ただし、猫種によって適正体重は異なります。
✅ 小型～中型の猫（日本猫、マンチカン、アメリカンショートヘアなど） → 3～5キロが標準
✅ 大型の猫（メインクーン、ノルウェージャンフォレストキャット、ラグドールなど） → 6～9キロでも正常範囲
つまり、大型猫であれば9キロでも正常ですが、小型～中型の猫なら肥満の可能性が高いということになります。
猫が肥満かどうかを見極めるには、体重だけでなく、ボディコンディションスコア（BCS）を参考にするのが大切です。
ボディコンディションスコア（BCS）でチェックしよう！
BCSは、猫の見た目や触ったときの状態で適正体重かどうかを判断する方法です。
✅ BCS 3（適正） → 肋骨に軽く触れ、腰にくびれがある
✅ BCS 4（やや肥満） → 肋骨に触れにくく、腰のくびれが少ない
✅ BCS 5（肥満） → 肋骨が触れない、全体的に丸みがあり、お腹が垂れている
9キロの猫でも、腰にくびれがあり、肋骨が軽く触れる状態なら問題なし！ 逆に、腰のくびれがなく、触るとぷにぷにしている場合は肥満の可能性が高いです。
猫の9キロは健康に影響がある？肥満のリスクとは
もし愛猫が9キロで肥満気味の場合、健康にさまざまなリスクが出てきます。
1. 関節への負担が増える
体重が重くなると、関節に負担がかかりやすくなります。特に高齢の猫は、関節炎を発症することもあります。
✅ 症状の例
・ジャンプを嫌がる
・歩くときにぎこちない動きになる
2. 糖尿病のリスク
猫の肥満は糖尿病のリスクを高めることが知られています。特に、肥満気味のオス猫は糖尿病になりやすい傾向があります。
✅ 糖尿病の初期症状
・水を大量に飲む
・食べているのに痩せる
3. 心臓や呼吸器への負担
肥満の猫は、心臓や肺に負担がかかりやすくなり、呼吸が苦しくなることがあります。
✅ チェックポイント
・寝ているときにいびきをかく
・運動するとすぐに疲れる
4. 毛づくろいができなくなる
太りすぎると、背中やお尻に届かなくなり、毛づくろいができなくなることがあります。その結果、皮膚炎や毛玉ができやすくなります。
✅ 対策
・飼い主が定期的にブラッシングをする
・ダイエットして身軽になれるようサポートする
9キロの猫のダイエット方法
もし愛猫が9キロで太りすぎなら、無理のないダイエットをしてあげることが大切です。
1. 食事管理を徹底する
猫のダイエットで最も重要なのは食事の管理です。
✅ ダイエットのポイント
・カロリー計算をする（現在の体重×30kcalが1日の目安）
・低カロリーのフードに切り替える
・間食（おやつ）を減らす
ドライフードの量を減らし、ウェットフードを取り入れると満腹感を得やすくなるため、ストレスの少ないダイエットができます。
2. 食べるスピードを遅くする
早食いは肥満の原因になります。
✅ 対策方法
・早食い防止のフードボウルを使う
・1日の食事を4回程度に分ける
食べる回数を増やすことで、空腹感を軽減できます。
3. 運動量を増やす
ダイエットには、適度な運動も大切です。
✅ 運動のポイント
・おもちゃで遊ぶ時間を増やす
・キャットタワーを活用する
・フードを少し離れた場所に置いて歩かせる
特に、猫じゃらしやレーザーポインターを使うと、楽しく運動できます！
9キロの猫と上手に付き合う方法
9キロの猫は、肥満であっても、大型猫なら健康であれば問題ない場合もあります。
1. こまめに体重を測る
体重の変化を知ることが、健康管理の第一歩です。
✅ 毎月1回は体重チェックをする
✅ 急に増減したら病院へ相談
2. 健康診断を定期的に受ける
肥満気味の猫は、病気のリスクが高いため、年1～2回の健康診断を受けるのがおすすめです。
✅ 血液検査で糖尿病や腎臓病をチェック
✅ 関節の状態を確認する
3. 無理のないダイエットをする
猫のダイエットは、急激に体重を減らすと危険です。
✅ 1ヶ月に体重の5％以内の減量を目標に
✅ 獣医と相談しながら進める
まとめ：9キロの猫は健康管理が大切！
猫の9キロは、大型猫なら正常範囲、中型猫なら肥満の可能性あり。
✅ ボディコンディションスコアで肥満チェック！
✅ 肥満の場合は、関節・糖尿病・心臓のリスクに注意！
✅ ダイエットは食事管理と運動がカギ！
健康的に長生きしてもらうために、適切な体重管理とケアを心がけましょう！
