生後3ヶ月の子犬の育て方｜しつけ・食事・お世話のポイントを解説
生後3ヶ月の子犬は、社会性を学び、しつけを始める大切な時期です。
この時期に適切なお世話をすることで、将来の性格や健康に大きく影響を与えます。
本記事では、3ヶ月の子犬の特徴・食事・トイレトレーニング・しつけ・健康管理について詳しく解説します。
1. 生後3ヶ月の子犬の特徴
生後3ヶ月の子犬は、体も心も大きく成長する時期です。
① 好奇心が旺盛になる
この時期の子犬は、周囲の環境に興味を持ち始めます。
遊ぶことが大好きになり、人や他の動物と接することで社会性を学びます。
② 甘噛みが増える
乳歯が生えそろい、歯のむずがゆさから甘噛みが増えます。
適切なしつけをしないと、成犬になっても噛み癖が残ることがあります。
③ トイレの失敗が多い
トイレトレーニングを始める時期ですが、まだ失敗が多く、根気強く教えることが大切です。
④ 体力がついてくる
少しずつ体がしっかりしてきて、遊びの時間も長くなります。
しかし、まだ疲れやすいため、十分な睡眠も必要です。
2. 3ヶ月の子犬の食事
① 食事の回数とタイミング
生後3ヶ月の子犬は、まだ成長途中のため、1日3～4回の食事が必要です。
▶ 食事スケジュールの例
- 朝7:00 → ドッグフード（ふやかして与える）
- 昼12:00 → 少量のドッグフード
- 夕方17:00 → ドッグフード（通常の固さ）
- 夜21:00 → 最後の食事
食事の間隔を均等にすることで、血糖値の変動を抑え、安定した成長をサポートできます。
② ドッグフードの選び方
✅ 子犬用（パピー用）のドッグフードを選ぶ
✅ 消化しやすいフードを選ぶ（ふやかすと胃に優しい）
✅ 栄養バランスが整ったものを与える（タンパク質・脂質・カルシウムが豊富）
▶ 避けるべき食べ物
❌ 人間の食べ物（塩分・糖分が多すぎる）
❌ 生肉（消化不良や寄生虫のリスク）
❌ チョコレート・ネギ類（犬にとって有害）
3. 3ヶ月の子犬のしつけ
この時期はしつけを始める最適なタイミングです。
子犬の脳が柔軟なため、習慣を身につけやすい時期でもあります。
① トイレトレーニング
✅ トイレの場所を決める（ケージの隅や静かな場所に設置）
✅ 食後・起床後にトイレに誘導する
✅ 成功したらすぐに褒める（「いい子！」と声をかけ、ご褒美を与える）
✅ 失敗しても叱らない（怒るとトイレを我慢する癖がつく）
ポイント：トイレの成功率を上げるため、最初はケージ内で管理しよう！
② 甘噛み対策
子犬は歯の生え変わり時期に甘噛みをしますが、噛み癖を残さないように注意しましょう。
✅ 噛んでいいおもちゃを与える（噛む欲求を満たす）
✅ 噛んだら「ダメ」と短く言う（低い声で言うと効果的）
✅ 噛むのをやめたら褒める（良い行動を強化する）
NG行動：手を噛ませたまま遊ぶと、噛み癖が残ってしまうので注意！
③ 名前を覚えさせる
✅ 名前を呼んだらご褒美を与える
✅ 毎回同じトーンで呼ぶ
✅ 短くて呼びやすい名前を使う（「ココ」「モモ」「レオ」など）
4. 3ヶ月の子犬の健康管理
① ワクチン接種
生後3ヶ月の子犬は、2回目・3回目のワクチン接種の時期です。
ワクチンを打つことで、ウイルス感染症を防ぐことができます。
✅ ワクチンスケジュールの例
- 1回目（生後6～8週）
- 2回目（生後10～12週）
- 3回目（生後14～16週）
ワクチンを打ち終えるまでは、外に出さずに室内で過ごさせるのが安全です。
② フィラリア・ノミ・ダニの予防
3ヶ月頃から、フィラリア予防薬やノミ・ダニの対策を始めましょう。
動物病院で相談し、適切な薬を処方してもらいましょう。
③ 適度な運動と遊び
子犬は体力がついてくるため、適度に遊ばせてあげることが大切です。
しかし、まだ関節が弱いので、激しい運動や長時間の散歩は控えましょう。
✅ おすすめの遊び
- 軽いボール遊び
- ひっぱりっこ（強く引っ張りすぎない）
- かくれんぼ（飼い主が隠れて、探させる）
運動時間の目安：1回10～15分程度、1日2～3回が理想！
5. 3ヶ月の子犬の生活リズム
この時期は、規則正しい生活を送ることが重要です。
▶ 1日のスケジュール例
07:00 起床・トイレ・食事
09:00 遊び・しつけ（短時間）
11:00 昼寝
12:00 食事・トイレ
14:00 遊び・運動（軽め）
16:00 昼寝
17:00 食事・トイレ
19:00 飼い主とリラックス
21:00 食事・トイレ
22:00 就寝
睡眠時間は1日14～18時間程度が理想です。
まとめ
生後3ヶ月の子犬は、心も体も成長する大切な時期です。
適切なしつけや食事管理を行い、健康的で安心できる環境を作ってあげることが大切です。
✅ 食事は1日3～4回、子犬用フードを与える
✅ トイレトレーニングは成功したらすぐに褒める
✅ 甘噛みは「ダメ」と短く伝え、おもちゃで解決
✅ ワクチンやフィラリア予防をしっかり行う
✅ 適度な運動と十分な睡眠を確保する
この時期の育て方が、将来の性格や健康を左右するため、しっかり向き合ってあげましょう！
