【犬 エビ】犬にエビを与えても大丈夫？安全な食べ方と注意点を解説
エビは栄養豊富で、人間にとっては美味しくてヘルシーな食材ですが、「犬にエビを与えてもいいの？」と疑問に思ったことはありませんか？愛犬が食べても安全なのか、どのように与えるべきなのか気になる飼い主さんも多いはずです。
結論から言うと、エビは犬に与えても基本的に問題はありません。しかし、アレルギーや消化不良のリスク、調理方法によっては危険になる可能性もあるため、適切な方法で与えることが大切です。
この記事では、犬にエビを与えるメリットやリスク、安全な与え方、与えてはいけない調理方法などを詳しく解説します。
犬にエビを与えるメリット
エビには、犬の健康をサポートする栄養素が豊富に含まれています。
✅ 高たんぱくで低脂肪
エビは良質なたんぱく質が豊富で、脂肪分が少ないため、愛犬の筋肉維持に役立ちます。特に、体重管理が必要な犬にとって、脂肪が少ないエビは良い選択肢です。
✅ ビタミン・ミネラルが豊富
エビには、以下のような栄養素が含まれています。
- ビタミンB12（神経や血液の健康維持に重要）
- セレン（抗酸化作用があり、免疫力を高める）
- オメガ3脂肪酸（皮膚や被毛の健康維持に役立つ）
✅ 関節ケアに良い成分も含まれる
エビの殻にはグルコサミンが含まれており、関節の健康をサポートすると言われています。シニア犬や関節が弱い犬には、適量ならプラスの効果が期待できます。
犬にエビを与える際の注意点
エビは犬にとって栄養価の高い食材ですが、与え方を間違えると消化不良やアレルギーの原因になる可能性もあります。以下のポイントを確認して、安全に与えましょう。
1. 生のエビはNG！必ず加熱する
生のエビには**ビタミンB1を分解する酵素（チアミナーゼ）**が含まれています。この酵素は犬にとって有害で、**ビタミンB1欠乏症（脚気のような症状）**を引き起こす可能性があります。
✅ 必ず加熱してから与えることが重要！
- 茹でる or 蒸す（油を使わずに調理する）
- 焼く場合は油を使わない
- 塩や調味料は一切不要！
揚げエビや味付けされたエビは、塩分や脂肪分が多く、犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があるので絶対に避けましょう。
2. エビの殻や尻尾は取り除く
エビの殻や尻尾は硬くて消化が悪いため、犬の胃腸に負担をかけることがあります。また、喉に詰まる危険性もあるため、しっかり剥いてから与えましょう。
✅ エビを与える際のポイント
- 殻・尻尾・背ワタは必ず取り除く
- 小さくカットして与える（誤飲防止）
- 少量ずつ与える（消化不良を防ぐ）
3. エビアレルギーに注意！
エビはアレルギーを引き起こす可能性がある食材のひとつです。犬によっては、少量でもアレルギー反応を示すことがあります。
✅ エビアレルギーの主な症状
- 皮膚のかゆみ、発疹
- くしゃみ、鼻水、涙目
- 嘔吐や下痢
初めてエビを与える場合は、少量からスタートし、アレルギー反応が出ないか様子を見ましょう。
4. 高コレステロールなので与えすぎ注意！
エビは低脂肪ですが、コレステロールは高めです。大量に食べると、犬の心臓や肝臓に負担がかかる可能性があるため、適量を守ることが大切です。
✅ 犬に与えるエビの適量（目安）
- 小型犬：1〜2匹程度（週1回まで）
- 中型犬：2〜3匹程度（週1回まで）
- 大型犬：3〜4匹程度（週1〜2回まで）
犬に与えてはいけないエビの料理
以下のような調理方法のエビは、犬には絶対に与えてはいけません。
🚫 エビフライ・天ぷら → 油や衣が消化に悪く、肥満の原因に
🚫 エビチリ・エビマヨ → 調味料や香辛料が犬には危険
🚫 塩ゆでエビ → 人間用の塩分は犬には多すぎる
安全に与えるためには、「シンプルに茹でるor蒸す」のがベストです。
こんなときは動物病院へ！
もし、犬がエビを食べた後に体調不良を起こした場合は、すぐに動物病院で相談しましょう。
✅ 要注意の症状
- 何度も嘔吐する
- 下痢が続く
- ぐったりして元気がない
- 呼吸が苦しそう（アナフィラキシーの可能性）
特に、アレルギー反応が強く出ると命に関わることもあるため、すぐに対応することが大切です。
まとめ
エビは適量なら犬に与えてもOKですが、調理方法やアレルギーに注意が必要です。
✅ 犬にエビを与える際のポイント
- 加熱してから与える（生エビNG！）
- 殻・尻尾を取り除く
- 塩や調味料なしで調理する
- アレルギー反応に注意しながら少量から与える
エビは栄養価が高く、適量なら犬の健康維持にも役立つ食材です。愛犬が喜んで食べてくれるなら、正しい方法で安全に取り入れましょう！
